手軽に商圏分析ができる「jSTAT MAP」

商圏分析とは、自社・自店舗のターゲット顧客が分布する地域を分析することをいいます。特に小売業やサービス業では重要であるものの、商圏分析を行うのは簡単ではありません。そこで、手軽に商圏分析を行うことができるツール「jSTAT MAP」を紹介します。

(1)jSTAT MAPとは

jSTAT MAPとは、総務省統計局・独立行政法人統計センターが提供している、マップを軸とした地域分析ツールです。Webブラウザ上で操作することができ、すべての機能を無料で利用できるという優れものです。このjSTAT MAPを活用することにより、手軽に商圏分析を行うことができるのです。

(2)jSTAT MAPによる商圏分析

それでは、実際にjSTAT MAPで商圏分析を行ってみたいと思います。まず、jSTAT MAPのホームページを開いてみて下さい。左上に検索窓がありますので、そこに分析したい地域名などを入力します。今回は、JR山手線の「目黒駅」周辺を分析してみたいと思います。

左上の検索窓に「目黒駅」と入力したのが下図の状態です。

11商圏分析 図1

次に、右下の「統計地図作成」→「レポート作成」→「リッチレポート」の順にクリックをしてみて下さい。すると、下図のようなウィンドウが現れます。

11商圏分析 図2

ウィンドウに表示された「次へ」をクリックすると、下図のような新しいウィンドウが表示されます。

11商圏分析 図3

このウィンドウで、分析する商圏を決定します。商圏のエリアは半径や徒歩圏で指定することができます。今回は、「徒歩5分以内」「徒歩10分以内」を商圏として決定しました。ちなみに、商圏の広さはkmまたは分の単位で3つまで選択することができます。

次に、地図上の目黒駅(商圏の中心となる場所)をクリックしてください。すると、下図のように商圏が地図上に表示されます。

11商圏分析 図4

今回は半径指定ではなく徒歩圏で商圏を決定したため、商圏が綺麗なマルになっていないことが確認できます。

それでは最後に、「リッチレポートを作成する」をクリックしてください。これで、準備作業が終了しました。作成されたリッチレポートを基に、商圏分析を行うこととなります。実際に、出力されるリッチレポートのうち、特に有用なデータは以下の通りです。

(3)出力されるリッチレポートの一例

①基本分析(年齢別、男女別の人口数)

11商圏分析 図5

②年齢別人口(年齢別、男女別の人口数の詳細)

11商圏分析 図6

③人口数・世帯数増減

11商圏分析 図7

このように、jSTAT MAPで作成されたレポートデータを活用することにより、商圏内にどのような潜在顧客がどれだけいるかということにつき、把握することができます。自社・自店舗の商圏分析にぜひ活用していただければと思います。

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